現代のサイバー攻撃の実態とリスク

Webサイト改ざんは、インターネットが普及し始めた頃から発生していたサイバー犯罪のひとつです。ネットワーク上のサーバーやWebページに使用されているプログラムやパスワードの脆弱性が悪用されると、データ改ざんやサイト改ざんの被害を受ける恐れがあります。初期の頃はページを改ざんして政治的な主義主張を広めることや、メール詐欺の送信に悪用されていました。現在も基本的な手口は昔と同じですが、機密情報や個人情報を取得したりWebサイト改ざんなどが行われるケースが増えています。

近年はネットワーク上のサイバー攻撃が世界中で多く発生しており、マスコミで取り上げられる機会も増えています。マルウェアはネットワークを通してPCやモバイル機器などのデバイスに感染して機密情報や個人情報を盗み出したり、データ改ざんなどの被害をもらします。マルウェアの感染経路はメールや不正に改ざんされたWebサイトを経由して拡散される場合が多く、Webサーバーがメール詐欺などに悪用されるケースもあります。

以前は個人がウィルスを作成して拡散させる場合が多かったのですが、最近は組織的にサイバー攻撃が実行されるケースが増えています。軍やテロ支援国家などが組織をつくり、海外企業の技術を不正に取得したり軍事機密を得る目的でサイバー犯罪をしています。テロ支援国家が多額の費用をかけて組織的にサイバー犯罪を仕掛けているので、サイト管理者は情報流出やWebサイトの改ざんに注意を払わなければなりません。

マルウェアによる被害の中には、大々的にマスコミで報道された有名な事件もあります。最近であれば国内外の仮想通貨取引所でマルウェアの被害に遭って、多額の仮想通貨が盗まれたニュースが報道されています。軍事機密を盗む目的でウィルスが使用され、最新の兵器に関する技術情報が他国の軍に流出したケースもあります。Webサイトが書き替えられてもすぐに削除して元に戻せば済むと思われるかもしれませんが、不正に使用されている間に他の人に莫大な損害を与えてしまう場合があることを覚えておきましょう。

昔は個人のプログラマーが悪戯が目的で不正プログラムを作成して多くのコンピュータに感染をさせるケースがほとんどでしたが、現在は一部の国家が組織的に情報を取得する目的で高度なマルウェアを作成しています。犯罪組織はWebサイトの僅かな脆弱性を狙って不正プログラムに書き換えてしまうので、常に最新の手口を把握してサイトを守るようにしましょう。

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